
片付けが、子育てにとても関連性があるってご存じですか?
片付けられるようになると、いくつかの「人間力」というものが備わると言われています。
そもそも、片付けられるようになるってどうやったらいいのか。
親はどのように関わっていけばいいのか、
わからない方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。
忙しい人が最短で家を整えるための3つのポイント「衣・食・住」
そして「育児」というテーマと絡めてお伝えします。
子どもとお片付けを、整えるためのポイント「衣・食・住」+「育」
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1.ママがイライラする原因
整理収納サービスで個人宅にお伺いして各ご家庭の生の住環境というものを実際に見させていただきながら
家事、子育て、仕事、趣味、パートナー、ご実家、ご友人とのお付き合い、モノの持ち方、物事の捉え方、
ライフスタイルと、お悩みやストレスに感じていること等じっくりお伺いしています。
・いつもリビングが散らかっている
・家族が片付けてくれない
・私一人で頑張ってきたけれどもう限界
一人ではもう片付けられないので一緒に片付けて欲しい
これらは多くの方からよく頂くご相談なのですが、
人のストレスの源となるものは結局「人」と「物」なのだなと、つくづく感じています。
暮らしは「衣・食・住」+「育」で成り立っています。
そしてそこには必ず「物」が関わってきます。
ひとつひとつの環境を整えるためにもまずあなたに知ってほしい
家をすっきりさせるための仕組みづくりのコツ、キモチの寄せ方をお伝えしたいと思います。
ポイント1「衣」洋服の量は適正量を意識する
脱いだ上着はつい椅子にかけちゃう。
洗濯物は畳むのが面倒でソファの上に山積みにしてつい置きっぱなし・・・
「時間がなくてそのままになっちゃってて、家族はそこから漁って着ています。」
なんていうお宅は、少なくありません。
毎日忙しいワーママ界では当たり前の「畳む時間なんてない」という理由で
山積みになった衣類がリビングで散らかっていることは珍しくありません。
実は、衣類というのは家が散らかる一番の要因なのです。
そしてよく部屋干しされているお宅もありますが、ぶら下がったお洋服が景色に入ってくると、一気に生活感が溢れます。
その生活感が気持ちを萎えさせ「あぁやらなきゃ‥」という無意識の罪悪感を生み、リラックスできません。
リビングダイニングを寛ぎの空間にしたいのであれば、衣類はなるべくそこには置かないようにしたいのです。
ここでお聞きします。
洗濯動線というのを意識していますか?
洗濯機の位置、洗濯物を干す場所、畳む場所、仕舞う場所、そして着る場所は
なるべく近くにまとめることがポイントです。
上記のように、お洗濯にはたくさんの工程がありますので、効率的動線配置が重要なのです。

ご家族分の”一軍”の服だけをまとめて一か所に収納する「ファミリークローゼット」という方法は近年主流になってきました。
一軍というのは今シーズンに着る服のことです。
これはこの洗濯動線が家族全員分まとまるのでシンプル化し、動作がぐっと減ります。
毎日稼働するモノの量が減ると管理がラクになります。動線を意識したリビング作りの参考にしてみてください。
ポイント2「食」キッチンは作業場なので効率第一
今日はキッチンを使いましたか?
「はい」とお答えいただくと思います。
主婦の方は、キッチンに立たない日はないという方がほとんどではないでしょうか。
今読んで下さっているあなたが子育て真っ最中のママさんでしたら、お子さんのお世話をしながらバタバタ料理をするという慌ただしい場面が思い浮かびますし、
ある程度自立されたお子さんと暮らしている場合は、お弁当作りや夜食作りに忙しいことが想像できます。
家の中での稼働率が一番高いのが、キッチンです。
だからこそキッチンは家の中で最も「効率」が重視される場所であり、一番整えておきたい場所なのです。
料理は、水と火を使い、調合したり盛り付けたりしますよね。
そのほか、飲み物を注いだり、お菓子を選んだり、お皿を洗ったり、ラップやタッパーで残り物を保存したりゴミをまとめたり…順番や回数は様々ですが、ある程度決まった多様の行動をしています。
その行動に合わせて、使用するモノの収納場所を決めていきます。
キッチンは特に「使用頻度」で定位置を考えることがポイントです。
定位置決めのポイント
・毎日使うモノは一秒で取り出せる場所に
・少しの動作でさっと取れる置き方
・一番開けやすい扉の中に一軍グッズをまとめて入れる
・ひとつの行為で使うモノはグルーピング収納
・食品は選びやすくわかりやすく、調味料は片手で取れる配置に
・お客様用はまとめて、少し取りにくい場所に仕舞う
このようなちょっとした工夫が、動作の肝になります。
毎日使う場所にこそ、使わないモノや不要なモノを置いてはいけません。
リセットがラクにできるように、使用頻度の高いモノだけで揃えておきたいものです。
キッチン収納が整うと、一日の中で一番時間を費やす家事時間が短縮され、家事効率アップ間違いなしです。
ポイント3「住」リビングは心臓部。ここの仕組化が一番大事
片付けても片付けても追いつかない。
家族が自由に散らかしていく
毎日眺める景色なのに心底うんざり…
リビングが散らかりやすい理由はなんでしょう。
リビングは、家族全員が集う場所。
公共の場なので、各々が自由に使っていたら簡単に散らかります。
だからといって、限られたスペースなのであれもこれも置く場所を作ったら家具だらけで狭いリビングになってしまいますし、「すっきりしたいから!」と無理やり棚を撤去してしまうとモノを置く場所がなくなりテーブルの上がいつもモノで山積み…なんてことがおこります。
リビングは「行為」と「モノと家具」のバランスがとても重要になります。
もう一点は、視界に入るモノの量。
リビングに置くモノを厳選することが次に重要なポイントです。
”ここじゃなくても、他の場所に仕舞ってもいい”というモノは必ずあります。
このように、他の部屋との兼ね合いを考えながら、
それぞれモノの持ち主に確認して整頓していく、
これがリビングの整理収納になります。
ご家族それぞれに「専用のスペース」という場所を用意することも解決策のひとつになります。
ポイント4「育」今こそおもいっきり育児を楽しむ理由
「おもちゃが邪魔で邪魔で・・あぁすっきり暮らしたいのに!!」
「ランドセルが床に広がっているのが嫌なので二階に子ども部屋を作っちゃいたいです」
このようなご相談をよく頂きます。
おもちゃで遊ぶ時期はだいたい小学校低学年くらいまで、でしょうか。
個人差があるものの、おもちゃ全盛期とは「ママ―、ママ―」と言って寄ってくる幼少期ではないかなと思っています。
わが子たちは早いもので、小学校1年生くらいでおもちゃを卒業してしまいました。
というのも、ゲームやタブレットの勢力に負けてしまったからです(笑)
今となってはゲームとボールでしか遊びません。
今思うと、おもちゃで遊ぶ時期って可愛いかったですし、本当に短かかったんだなと実感しています。
このように、各々が端末でしか遊ばないという時期に突入すると、リビングがめったに散らからなくなります。
もっと子どもが大きくなっていくと、モノが動かないので毎日スッキリ同じ景色、という日が訪れると思います。
おもちゃで散らかるリビング、ランドセルが放り置いてあるダイニング、
いつも勉強道具が積みあがっている、脱ぎっぱなしの服が散乱している、
夜になると込み合ってくるリビングは、人がいる証拠。家族が元気な証拠。仲のいい証拠。
一日の疲れを癒しリラックスしたいと思える場所がある証拠です。
なので、そのかけがえのない時間がただイライラするだけで過ぎていくのはもったいないと、私は考えます。
落ち着かないリビングに悩んでいる時は家族の為にも自身の為にも、一刻も早くプロと解決しましょう!
まとめ
忙しいワーキングママは、毎日を乗り越えるだけで精一杯。
子どもにも仕事にも一生懸命で、責任感をもって生きる日々、本当に大変だと思います。
余裕がないことで、家も心も荒んでしまっては大事な子育て時期がもったいない。
そして、子どもがのびのび過ごせる空間は本当に大事なのです。
今しか感じられないかけがえのない時期をおもいっきり楽しめるように、
また、ご自身の体や心を守るためにも、整理収納を取り入れてみてください。
わからない時は片付けのプロを頼ってくださいね。
一気に片付けたら、習慣化するまで定期的に整理収納サービスを受けられることもおすすめです。
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