いっつもバタバタ探し物をしている。
片付けても片付けても気付いたらすぐ散らかっている…
いつも私ばかりが頑張っていて家族は協力してくれない!
仕事から疲れて帰ってきてこの景色‥もうイライラが止まらない!!
お客様のお宅にご訪問した際に伺うお話から、皆さんこのようなことをお話されます。
「片付け」って、生活していれば一生関わり続ける行為です。
苦手な方にとってはとてもストレスなことなのに、このままずっとできないというのも辛いですよね。
苦手な方に「頑張って片付けましょう!」という呼びかけはただただしんどいと思いますので、今日はまず
”どのようにすればすっきりした暮らしに近づけるか”の基本ノウハウを3つに絞ってお伝えしたいと思います。
メニュー
すっきりした暮らしに近づくための大きな3つのポイント
1,モノの量を調節する
人にはそれぞれキャパシティーがあります。
主婦の方を総合的に考えても、新米ママさんとベテラン母さんでは家事スキルが違いますし、
外を走り回っているワーママと専業主婦では家での滞在時間が違います。
そして、片付けが苦手な方と得意な方では「片付け」の受け入れ態勢に差があります。
このように人によって「片付け」に注ぐことが出来るエネルギーが違うので、
人が管理できるモノの量というのそれぞれであり、ここを知ることが重要なポイントなのです。
ここで質問ですが、
あなたのお家にいま全部で何点のモノがあり、どんなモノがあるか把握できていますか?
これは一例ですが、
整理収納アドバイザーですっきり暮らしているある方の持ち物の数は5,000点前後という記事を見たことがあります。(4人家族)
内訳まではわかりませんが、例えばこのうちご主人のモノが1,000点だったとして、残り4,000点はママの管理になってくるとします。
あなたは4,000点のモノを把握できますか?
私は今家にあるモノ全てを把握できています。これはどのくらいあったかな、あれはあそこにあったな、と思い出すことが出来ます。モノの数もある程度絞っていますが片付けが得意なぶんモノに対するキャパは広いのだと思っています。
片付けが苦手な方というのはモノの管理が苦手なのですから、圧倒的にこの数のモノを管理することは苦しいと思います。
多すぎるために、せっかく持っているのに使えない。
「見つからない」「取り出せない」という事態に陥りますが、見つからずに使えなかったら持っていない事と同じです。
『物が増えたら家具を買えば片付く』と考える方が多いのですが、それは間違いです。
物が増えすぎて混乱してきたら、『減らす』と切り替えて調整しましょう。
まずこれが、『整理』です。
2,全てのモノに定位置を決める
片付けに伺うお客様から「捨てられないんです」というご相談が多いように思えますが
実は「何をどこに置いたらいいかわからないんです」という声が一番多いような気がしています。
どこに置くか決める、は「定位置」を決めるということです。
「定位置」とは「モノの住所」です
この定位置を決めることが『収納』です。
この配置決めは、使う人やその習慣、家の間取りに合わせた絶妙な場所であればあるほど後片付けがラクに回るものです。
逆に、仕舞いにくい場所にあると使った人が戻すのが面倒になり、ちょい置きが多発します。そうなるとすぐに散らかった家になってしまいますので、この定位置決めがリバウンドしない重要なポイントとなります。
3,習慣を身につける
1の整理と2の収納
これがうまく回るように習慣づける日々のリセットが「整頓」です。
例えば、1「整理」と2「収納」を整理収納アドバイザーと一緒にやり、
しっかり整った仕組みを作り上げても、この『整頓』の習慣が定着しないとリバウンドしてしまう可能性が高まります。
人が生活していたらモノが動くので、必ず散らかります。
使う度に必ず定位置に戻しに行くというのもなかなかハードルが高く、日々生活していたら「ちょい置き」が多発するのは当たり前なことです。
このちょい置きしていい場所を一か所に決めて、時々リセットする。
ちょうどいい量を保ち、使ったら戻す、というこの”時々リセット”の意識的習慣が家族内で定着させること。
これが自然と片付きやすい家に育つセオリーになります。
まとめ
片付けに囚われない、疲弊しない環境を手に入れるためにも
不要なモノを取り除き、本当に必要なモノだけに選抜するところから始めてみてください。
関連記事はこちら
Comments